「『感染家族』はつまらない映画なの?」
「『感染家族』はどんな人におすすめ?」
感染家族をこれから見ようと思われている方には、このようなお悩みがあるかもしれません。
実際にXでは、以下のようなポストも見られました。
結論、感染家族は、王道のゾンビ映画が好きな方にとって、つまらないと感じられる可能性が高いでしょう。
しかし、「王道のゾンビ映画には見飽きた!笑えるゾンビ映画を開拓したい!」という方には、非常におすすめな映画作品です。
当記事では、年間40本以上のゾンビ映画を見る僕が、感染家族がつまらないと感じる理由や視聴がおすすめな人の特徴について、ネタバレなしで解説します。
感染家族を見始めたは良いものの、途中で「なにこれ、つまらん…」と停止ボタンを押したくない方は、ぜひ当記事を参考にしてみてください。
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感染家族がつまらないと感じてしまう理由3選
さっそく、感染家族がつまらないと感じてしまう理由を3つ紹介します。具体的には以下のとおりです。
ゾンビがゾンビっぽくなさ過ぎる
話にリアリティがない
ネタバレしない程度にそれぞれ解説します。
コメディ展開で話が進む
感染家族がつまらないと感じてしまう理由の1つ目は、コメディ展開で話が進む点です。
王道のゾンビ映画は、大体次のような流れで話が展開していきます。
- 主人公が普通に生活している
- ゾンビに出会い、命からがら逃げ切る
- 仲間たちと出会い、生き抜く
- 途中で大切な仲間が死亡する
- エンディング
ゾンビ映画がおもしろい理由のひとつに、襲ってくるゾンビと抵抗する人間の対立模様が挙げられます。
しかし、感染家族に登場するゾンビは主人公の父親(マンドク)に嚙みつくものの、マンドクはゾンビになるどころか若返り、それを見た主人公家族たちは若返りのゾンビビジネスを展開していくという話。
「ゾンビビジネス」って発想が斬新すぎる…!
韓国ゾンビ映画の代表格である「新感染 ファイナル・エクスプレス」やゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」のようなパニック・ホラー要素が好きな方は、つまらないと感じるかもしれません。
ゾンビがゾンビっぽくなさ過ぎる
感染家族がつまらないと感じてしまう理由の2つ目は、ゾンビがゾンビっぽくなさ過ぎる点です。
物語の冒頭で、ゾンビになった青年は田舎町に迷い込みます。あたりをうろついていると、偶然出くわした犬に吠えられてしまい、怯えながらひたすら逃げ回るんです。
また、そのときに主人公の妹であり、人間のヘゴル(イ・スギョン)に出会っても、まったく見向きもしません。
通常のゾンビであれば、血肉を欲するあまり、犬を食べようとしたり、人間を見かければすぐさま噛みつこうとしたりするでしょう。
しかし、登場する青年ゾンビは、犬を怖がって逃げ、人間の少女もスルーするようなゾンビです。
一般的なゾンビとちがい、積極的に人間を食べようとしない点は、凶暴なゾンビを見たい方にとっては、つまらないと感じてしまうかもしれません。
逆に、「ウォーム・ボディーズ」のように、ゾンビの中の人間っぽさをテーマにした作品が好きな方には、ハマるかも。
話にリアリティがない
感染家族がつまらないと感じる理由の3つ目は、話にリアリティがない点です。
物語は基本的にコメディ調でスピーディーに進んでいくため、「えぇ?それはさすがにないんちゃう?」とツッコみたくなるシーンがしばしばあります。
たとえば、主人公家族が、人を食べようとする青年ゾンビのことを「ゾンビ」だと認識したのは、出会ってから丸1日経った後のことでした。
それまでに話が通じていないことはもちろん、ドロップキックを決めたり、トラックで轢いたりしています。
何度も痛めつけて、傷つけても「おかしな人間」くらいにしか思わないところは、通常のゾンビ映画ならありえません。
「いや、さすがにゾンビって気づくの遅すぎるやろ!」とツッコミました。
話にリアリティがなく、喜劇のようなゾンビ映画なので、見る方によってはつまらなく感じるでしょう。
感染家族ってそもそもどんな映画?
ここでは、映画「感染家族」の概要やあらすじについて触れていきます。
概要
公開年 | 2019年 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | 韓国 |
監督 | イ・ミンジェ |
キャスト | キム・ナムギル、チョン・ジェヨン、オム・ジウォン、パク・イナン |
あらすじ
田舎の寂れたガソリンスタンドに暮らすパク一家。偶然出くわした青年ゾンビ(チョン・ガラム)に父親のマンドク(パク・イナン)が噛まれてしまった。
マンドクがゾンビになることを懸念するも、ゾンビになるどころか若返ったマンドクを見て、家族は若返りの「ゾンビビジネス」を始める。
自分にとって都合の良い方へばかり動こうとする長男のジュンゴル(チョン・ジェヨン)と妊娠中の妻ナムル(オム・ジウォン)、口の上手い次男ミンゴル、パワフルな末娘ヘゴル(イ・スギョン)は協力し、ビジネスを軌道に乗せ、ガソリンスタンドの復興を果たすのであった。
しかし、若返りを果たした人々が理性を失ったゾンビとなってしまい、街は大パニック。ゾンビの魔の手がガソリンスタンドにも差し掛かろうとしていた・・・。
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感染家族の視聴はこんな人におすすめ!
最後に、感染家族の視聴がおすすめな人の特徴を4つ解説します。
コメディ映画が好きな人
グロいのが苦手な人
韓国の美男・美女が見たい人
これらの特徴に当てはまる人は、ぜひ感染家族を見てみましょう。
王道のゾンビ映画を見飽きた人
王道のゾンビ映画を見飽きた方には、感染家族はとてもおすすめです。
感染家族は、コメディ要素が強く、登場するゾンビも愛嬌があるため、これまでとは違ったジャンルのゾンビ映画になります。
ゾンビ映画の王道はパニック・ホラー系やアクション系です。
もちろん、アクションシーンやパニック要素も一部あるものの、基本的にはコメディ主体で話が進み、クスッと笑えたり、ときには目頭が熱くなったりするようなシーンもあります。
僕も見ながら、声を出して笑ってしまう場面がありました。
「有名なゾンビ映画はもう見飽きた!何か新しいジャンルのゾンビ映画が見たい!」という方にとっては、非常に楽しめる作品となるでしょう。
コメディ映画が好きな人
ゾンビ映画に限らず、コメディ映画が好きな人にも感染家族はおすすめです。
感染家族は終始ふざけており、コメディをベースに話が進んでいきます。そのため、飽きずに最後まで見られるうえ、深刻に考えさせられたり、胸が引き裂かれるほどツラいシーンもありません。
昨今は、ゾンビ映画の中でもコメディジャンルが確立されつつあり、さまざまなゾンビコメディ映画が作られています。
もはやゾンビ映画はホラージャンルばかりではないので、コメディ映画の中でもゾンビモノが見たい方にとって、感染家族は必見です。
グロいのが苦手な人
グロいのが苦手でも、ゾンビ映画を見たい方は感染家族を見ましょう。
僕がこれまで見たゾンビ映画の中でもグロさは限りなく抑えられています。
一般的にゾンビ映画といえば、飛び散る血しぶきや臓物、四肢欠損などの痛々しいシーンが描かれます。
中には過度なスプラッター表現がされている作品もあり、グロいのが苦手な方にとっては見るに堪えないシーンもあるでしょう。
しかし、感染家族では血こそ出てくるものの、頭の上にケチャップを被った程度なので、まったくグロくありません。
グロいことを理由にゾンビ映画を見てこなかった方にこそ、感染家族は見るべきです。
韓国の美男・美女が見たい人
韓国の美男美女が見たい方にとっても、感染家族はおすすめです。
主演は韓国のイケメン俳優であるキム・ナムギルであり、青年ゾンビ役には同じくイケメン俳優であるチョン・ガラムとなっています。さらに、妹役には、女優のイ・スギョンと非常に豪華なキャストです。
個人的には、イ・スギョンとチョン・ガラムの恋愛チックなムードが描かれたシーンが好きでした。
感染家族には韓国の美男美女が多数出演しているため、目の保養をしたい方にとってもおすすめの映画といえるでしょう。
感染家族はつまらなくない!笑えるゾンビ映画を見たい人におすすめ
当記事では、感染家族がつまらないと感じられる理由とともに、視聴がおすすめな人の特徴を解説しました。
感染家族は、ゾンビとの激しい攻防や銃をぶっ放して倒しまくる爽快感を味わえるような、王道のゾンビ映画を見たい人にとっては、物足りなく感じられるかもしれません。
しかし、感染家族はグロい描写が限りなく抑えられており、登場するゾンビも人間っぽくて愛嬌があります。これまでとは一味違ったゾンビ映画を見たい方には、おすすめの作品です。
ぜひ感染家族を見て、ところどころクスッと笑える時間を過ごしてくださいね。
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